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コロナショック 相次ぐ偏見、非難、中傷--「感染差別」との闘い続く

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記者会見で差別は感染防止の障害になると訴えた湯崎英彦・広島県知事=同県庁で2020年4月13日、池田一生撮影
記者会見で差別は感染防止の障害になると訴えた湯崎英彦・広島県知事=同県庁で2020年4月13日、池田一生撮影

 新型コロナウイルスに感染した人とその家族に対する嫌がらせ、医療従事者への偏見、排外主義の顕在化――。新型ウイルスの感染拡大に伴って、さまざまな差別や不公正が噴出している。社会を脅かすのは増え続ける感染者数だけではない。経験したことがない事態に直面している今こそ、「差別との闘い」というもうひとつのコロナ対策を考えたい。

 「感染者・医療関係者やそのご家族を誹謗(ひぼう)・中傷・差別することは絶対にやめてください」。4月13日、広島県は感染拡大警戒宣言を出すにあたり、県民へのお願いのメッセージの最後にこの文言を盛り込んだ。同県ではインターネット上で、感染者や医療スタッフへの中傷などの言動が見られた。湯崎英彦知事は、そうした行為によって、症状のある人が差別を恐れて受診しなくなるなどして「かえって感染を広げかねない」と…

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