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馬場正男と撮影所・京都カツドウ屋60年

馬場正男と撮影所・京都カツドウ屋60年 技を蓄積、最後まで現役

松竹の京都撮影所に立つ馬場正男さん=2018年12月14日、勝田友巳撮影

 映画の撮影現場で70年を過ごした馬場正男さんが、4月23日に亡くなった。戦後の日本映画史を生き、映画美術を知り尽くした職人だ。その証言を基にした連載「馬場正男と撮影所 京都カツドウ屋60年」は、2014年から約4年にわたった。伝説とも生き字引とも呼ばれた馬場さんを、番外編で振り返る。

  ■  ■

 戦後すぐ大映京都撮影所に入社。初めはセットの組み立てや手直しをする装置係として、やがて人員の手配や予算を見る美術管理として、18年、90歳を過ぎて引退するまで撮影現場に立ち続けた。

 思い出話は桁違いだった。黒澤明監督の「羅生門」(1950年)の門に登ってトンカチをふるい、溝口健二監督のワガママに付き合った。時代劇の大スター長谷川一夫と撮影所の大風呂につかり、市川雷蔵とマージャン卓を囲んだ。カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した「地獄門」(53年)の、和田三造によるタイトル画とか、雷蔵が配った名前入りの反物とか、秘蔵のお宝にも驚かされた。「目が見えん」「耳が遠い」とぼやきながら…

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