セルビアで「コウノトリプロジェクト」 自然取り戻そう 兵庫県環境研究センター

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
くちばしが赤いヨーロッパコウノトリ(シュバシコウ)の剥製(右)。くちばしが黒い日本のコウノトリ(左)とは別種=兵庫県豊岡市祥雲寺の市立コウノトリ文化館で2020年3月24日午後2時26分、村瀬達男撮影
くちばしが赤いヨーロッパコウノトリ(シュバシコウ)の剥製(右)。くちばしが黒い日本のコウノトリ(左)とは別種=兵庫県豊岡市祥雲寺の市立コウノトリ文化館で2020年3月24日午後2時26分、村瀬達男撮影

 東欧の旧ユーゴスラビア紛争により国土が荒廃したセルビアで、兵庫県環境研究センター(神戸市)が、コウノトリが生息できる自然環境を取り戻す取り組みを進めている。名付けて「コウノトリプロジェクト」。今年から3年計画で、NATO(北大西洋条約機構)の空爆で汚染された土壌の浄化や自然公園の再生を目指す。2020年2月にはコウノトリの野生復帰に成功した同県豊岡市の中貝宗治市長が現地に招かれ、環境保護と経済活動の両立について講演をした。【村瀬達男】

 欧州では、ヨーロッパコウノトリ(シュバシコウ)が約85万羽生息している。日本の特別天然記念物のコウノトリとは別種で、くちばしが赤いのが特徴だ。NATOが1999年、紛争鎮圧のため首都ベオグラードの隣のパンチェボ市の化学工業地帯などを空爆し、工場から有害物質が流出して土壌や地下水が汚染され、有害物質によるコウノトリへの影響が懸念されている。

この記事は有料記事です。

残り1413文字(全文1804文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集