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性風俗産業はなぜ保護者支援制度から一時除外されたのか セックスワーカー団体代表

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セックスワーカーたちが安全で健康に働けることを目指す団体「SWASH」の要友紀子代表=本人提供
セックスワーカーたちが安全で健康に働けることを目指す団体「SWASH」の要友紀子代表=本人提供

 新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている職業の中でも、偏見や差別を受けがちなのがセックスワーカー(性風俗産業従事者)だ。小学校の一斉休校の影響で休職した保護者への支援制度からセックスワーカーが一時除外された際、厚生労働省へ要望書を提出するなどして声を上げた、セックスワーカー当事者と支援者による団体「SWASH」の要友紀子代表に話を聞いた。【藤沢美由紀/統合デジタル取材センター】

覚悟が必要だった

――厚労省は新型コロナウイルス対策の一斉休校を受けて休業した保護者への補償について、当初「接待を伴う飲食業」や「風俗業」の関係者を除外する方針でした。4月2日に厚労省へ要望書を提出しましたが、どんな思いでしたか。

 ◆3月に制度の要綱が発表された当初から、対象外とされたことに気づいていましたが、この山を動かすのは手ごわいと感じていました。国が「セックスワーカーは困っていても助けません」と公言しているのと同じですし、そう扱われる立場であることに向き合うのはきついことです。無視されてさらに傷ついたり、バッシングされたりする恐れもあり、覚悟が必要でした。やがてメディアから「自粛要請で困る『夜の街』の現場の声を取材したい」という依頼が複数入るようになり、補償の対象外だと話すと、取材者のみなさんが「知らなかった」と言うんです。記者が…

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