米雇用、戦後最悪2050万人減 4月速報値 失業率14.7%、戦後最悪

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失業保険を受け付ける雇用センターには新型コロナウイルスの感染拡大によって職を失った人たちの長い列ができた=アーカンソー州で4月6日、ロイター
失業保険を受け付ける雇用センターには新型コロナウイルスの感染拡大によって職を失った人たちの長い列ができた=アーカンソー州で4月6日、ロイター

 米労働省が8日発表した4月の雇用統計(速報値)によると、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数は、季節調整済みで前月比2050万人減となり、第二次世界大戦後で最大の減少幅を記録した。4月の失業率は14.7%と前月(4.4%)から急上昇し、戦後最悪だった1982年11、12月(10.8%)を上回り、30年代の大恐慌時に次ぐ水準まで悪化した。新型コロナウイルス感染拡大によって経済活動が縮小したためで、世界経済をリードする米国の雇用情勢の深刻な実態が鮮明となった。

 米国の就業者数は、リーマン・ショック後の2009年3月に80万人減、終戦直後の兵役解除の影響を受けた45年9月に195万9000人減を記録しているが、今回はこれらを桁違いに上回った。米国の労働力人口は現在、約1億6000万人。およそ8人に1人が4月の1カ月だけで職を失った計算になる。

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