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新型コロナ最前線~特派員レポート<欧州・ロシア>

長引く制限、不十分な経済支援、抗議活動も起きるロシア プーチン政権も難しいかじ取り

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マスクをして地下鉄の駅に入る男性=モスクワで7日、AP

 ロシアで新型コロナウイルスの感染が急拡大している。国民に自宅待機を求める「非労働日」が1カ月以上続いているが、収束の兆しは見えない。5月に入り、1日の感染者数は1万人を超え、感染者総数は同7日時点で17万人に達した。

 普段は、国内外の観光客でにぎわうモスクワ中心部の「赤の広場」も人影はまばらだ。バレエの殿堂「ボリショイ劇場」も3月から閉鎖されている。

 モスクワでは、4月15日から電子申請による外出許可証の携帯が義務づけられており、通りでは警察官が職務質問する姿も見られる。外出制限の違反者が罰金を取られる事例も相次いでいる。

 食料品など、生活必需品を扱う店以外は基本的に閉鎖されている。だが、一部の美容品店は「マスク」を扱っているという理由で営業を続けている。

 自動車整備工場も、大半が閉鎖を余儀なくされている。モスクワでは市民が乗用車のタイヤを冬用から夏用に交換する季節だが、冬用タイヤのまま運転を続ける市民も少なくない。

 ロシアの感染拡大のピークはまだ先だと見られており、政府内からは外出制限を守らない国民への統制強化を示唆する発言も相次ぐ。一方、長引く制限や経済支援策の不十分さに国民からは不満が噴出し、抗議活動も起きている。

 平時は強権的な対応が目立つプーチン政権も、新型コロナ対策では難しいかじ取りを迫られている。【前谷宏】

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