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防衛省は8日、日本の人工衛星への脅威となり得るスペースデブリ(宇宙ごみ)などを監視する航空自衛隊の専門部隊を18日に発足させると公表した。部隊名は「宇宙作戦隊」。空自府中基地(東京都)を拠点に約20人態勢で立ち上げ、2023年度を目標に監視任務をスタートさせる。宇宙監視を任務とする専従組織は自衛隊で初めて。
地球の周りでは、運用を終えた人工衛星やロケットの破片が飛び交い、稼働中の人工衛星と衝突する危険がある。また中国やロシアが人工衛星を攻撃する兵器の開発を進めており、政府は宇宙監視体制の構築に力を入れている。
防衛省は作戦隊の発足に向け、19年9月に山口県山陽小野田市で巨大アンテナなどのレーダー施設の造成を開始。完成すれば、3万6000キロ上空の静止衛星軌道を中心にデブリや不審な人工衛星の動きを追跡できるようになり、23年度に始める予定だ。さらに26年度までに光学望遠鏡を搭載した新人工衛星を打ち上げ、監視を充実させる。地上のシステム整備に16年度以降で計約430億円、新衛星関連に約30億円を計上している。
監視任務の開始までに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や米軍との連携、宇宙に精通する自衛官育成の在り方を検討する。高軌道の観測は作戦隊が、低軌道(高度1000キロ以下)はJAXAが担う構想の具体化も図る。作戦隊の新設は、中期防衛力整備計画(19~23年度)に盛り込まれ、改正防衛省設置法が4月に成立し可能になったが、防衛省内では「宇宙は未知の領域だけに態勢が整うのに10年はかかるのでは」と戸惑いの声も漏れる。
部隊の名称は、仮称とされていた「宇宙作戦隊」にそのまま決まった。河野太郎防衛相は4月の国会で「名前がダサいとかいろんな批判、感想をいただいている」と見直しの可能性を示唆していたが、8日の記者会見では「若干昭和っぽいとかあるが、決めた以上いい名前だと思っている」と話した。【松浦吉剛】
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