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一律10万円給付のオンライン申請で、手続きに必要な「マイナンバーカード」の暗証番号を忘れた人が自治体の窓口に多数訪れ、3密(密閉・密集・密接)状態になったり、待ち時間が長引いたりするトラブルが各地で起きている。国のシステムへのアクセス集中で作業が進まないこともあり、8時間待ちとなるケースも。受け付けを中止する自治体も出るなど混乱した。
オンライン申請はカード所持者が対象で1日から順次スタート。マイナンバー制度の個人向けサイト「マイナポータル」で手続きできるが、暗証番号を忘れると再設定する必要がある。
大阪市中央区役所では再設定手続きに多数が訪れ、8日昼過ぎには待ち時間が約40分に。待合場所での密集を避けるため、いすを離して置くなどした。また、来庁者にQRコード付きのチラシを配布。スマートフォンでリアルタイムで待ち人数が分かるようにして庁内の混雑回避を促し、ホームページでも同様の情報を公開した。
兵庫県尼崎市役所では朝から100人以上が訪れ、整理券を配布したが、13人分の処理をした時点で市役所の端末が動かなくなる事態に。待っていた人や新たに来た人に事情を説明し、引き揚げてもらった。
同市では7日も約300人が訪れ、他部署の職員も動員したが、待ち時間は最長3時間に。「いつまで待たせる」と声を荒らげる人もいた。待合場所として庁舎外にテントを設置したが、肌寒かったため大半の人が窓口付近に密集。男性会社員(31)は「新型コロナウイルスで残業がなくなり、一刻も早く10万円をもらいたい。暗証番号が分からず役所に来たが、3密になっていてびっくりした」。担当課の課長は「通常の態勢で処理できる量を超えている。職員も感染の危険性を感じながらの対応だ」とこぼした。
岡山市は全国システムのアクセス過多で通信障害が生じたとして8日午後2時から区役所・支所での暗証番号の手続きを中止。再開は11日以降に判断する。
大阪府泉南市役所は市民の殺到を受けて8日、公式フェイスブックで郵送による申請を呼びかけた。国のシステムへのアクセス集中で処理時間がかかると説明。オンライン申請の方法を尋ねに来庁する市民が多いことも待ち時間を長引かせた。週明けの11日も混雑が予想され、担当者は「3密を避けられるはずのオンライン申請で庁舎内が混み合うとは」と頭を抱えた。【田畠広景、柴山雄太、中村清雅、戸田紗友莉、鶴見泰寿】
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