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愛着ある素朴な可愛さ
紅白の福獅子に、鮮やかな配色のみくじ鳩、鈴が入った魔除(まよ)けのおんま――。どれもが県に由来や伝承がある郷土玩具だ。手がけたのは、別府市の人形作家、宮脇弘至さん(67)。戦前に廃れた郷土玩具を復元して約40年になる。「自分が死んでも作品は残る。愛される人形を作りたい」。たった一人で今日も工房の釜に火を入れる。【河慧琳】
宮脇さんがつくるのは、古くから伝わる大分ゆかりの玩具だ。欧米からブリキやプラスチック製の安価な玩具が流入し、廃れてしまった郷土の玩具をよみがえらせている。
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