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米就業者2050万人減 雇用最悪、回復困難 コロナ破綻、人員整理

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失業保険を受け付ける雇用センターには新型コロナウイルスの感染拡大によって職を失った人たちの長い列ができた=アーカンソー州で6日、ロイター
失業保険を受け付ける雇用センターには新型コロナウイルスの感染拡大によって職を失った人たちの長い列ができた=アーカンソー州で6日、ロイター

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動の急停止を受け、米国の雇用情勢が歴史的な水準に悪化した。米労働省が8日発表した4月の雇用統計では、就業者数(非農業部門)は前月から2050万人減少し、失業率は14・7%と1930年代の大恐慌以来の高水準となった。感染予防のための外出規制や営業停止命令で打撃を受ける小売りなどのサービス産業では人員整理や経営破綻が始まっており、経済再開後の雇用回復は困難さを増している。

 雇用統計によると、業種別の就業者数は、外出規制の影響を受けやすいレジャー・接客が765万人減と突出して落ち込んだほか、介護ヘルスケアが208万人減、小売りが210万人減だった。主要州で食品や金融、ライフラインなど生活に必須な事業以外が制限されたこともあり、建設業は97万人、製造業は133万人減少した。

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