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食通じ、能登の魅力伝える
「家から出れば顔を合わせる人がいて他愛もないことをしゃべって。東京ではやれなかった近所付き合いがある」。石川県輪島市と家族が残る東京都内を行き来する生活を始めて4年。地に足をつけた感覚を得られる能登での暮らしに手応えを感じている。
輪島市河井町の朝市通りに構える食堂「のと×能登」。観光客に輪島の地元の魚の良さを伝えようと、干物定食やづけ丼などを振る舞うほか、客が朝市から持ち込んだ生魚を刺し身にしたり、カニをゆでたりしている。
大学卒業後、1984年に富士通に入社。父の肝臓がんをきっかけに読んだ本で「食事で病気になったり、治したりできるんだ」と食事の大切さに気付かされた。知人の紹介で知ったミネラルバランスが良い輪島の塩に魅力を感じ、2009年4月に輪島の塩の生産や販売を手掛ける会社「美味と健康」を設立した。
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