「有料テレビも無料で映る」船舶でBーCASカード不正横行 海保、5年で117件摘発

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
不正に改造されたB-CASカード。ICチップが書き換えられているが、見た目では区別できない=大阪海上保安監部提供
不正に改造されたB-CASカード。ICチップが書き換えられているが、見た目では区別できない=大阪海上保安監部提供

 テレビの有料放送を無料で見られるよう不正に改造された「B―CAS(ビーキャス)カード」を使ったとして、大阪海上保安監部が3月、山口県内の貨物船の男性船長(59)を不正作出私電磁的記録供用の疑いで書類送検したことが、捜査関係者への取材で明らかになった。不正なカードは「ブラックカード」と呼ばれ、長期間の航海でテレビを見る機会が多い船舶関係者らの間で横行。全国の海保による摘発が、過去5年間で計約120件に上ることも判明した。海保は背後に密売業者がいるとみている。

 船長の送検容疑は2019年9月、大阪市大正区の港に着岸中だった貨物船内で、不正に改造されたB―CASカードで有料放送を視聴したとしている。船内への立ち入り検査で海保が発見。船長は「密売人からカードを買った」と容疑を認めているという。

この記事は有料記事です。

残り1157文字(全文1505文字)

あわせて読みたい

注目の特集