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にほんでいきる

日本語教育受けられない日系ブラジル人狙う犯罪のわな 「今度こそ」再起の誓い

東京拘置所に収容されているジャックから届いた手紙。学校で受けたいじめなど来日後の生活が記されていた=東京都千代田区で2020年3月18日、長谷川直亮撮影

 「今さらですけど、もっと勉強しておけばよかったと思うんです」。アクリル板で隔てられた東京拘置所の面会室。ブラジル出身の被告の男性(22)は、そうつぶやいた。言葉のハンディから学校になじめず、不安定な仕事を渡り歩いた末に犯罪に関わった。国の調査では、日本で暮らす15~19歳の外国籍の未成年の7・7%は学校にも仕事にも行かず、日本語教育の必要な外国籍などの高校生が卒業後に非正規の仕事に就く割合は、高校生全体の10倍に上る。被告は今、育った環境を振り返り自問の日々を送る。

 日系4世の被告は小学1年生の時、日本で工場勤務をしていた両親に呼び寄せられた。両親の転職で毎年のように転校。言葉は全く分からなかったが、5年生で在籍した小学校でしか日本語教育を受けられなかった。「知らない言葉が出てくる度、勉強が進まなくなる」。中学では勉強についていけず、ゲームで授業時間をつぶした。高校でも分からない授業を3年間受けると思うとうんざりし、入試をすっぽかした。

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