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採集したチョウを入れる三角形のケースを腰に付け、目当ての「アサギマダラ」を探して虫取り網をクルクルと回しながら歩く男性がいた。ここは長崎県西彼杵半島にある「ながさき県民の森」。男性は動植物園「長崎バイオパーク」(同県西海市)の伊藤雅男副園長(58)だ。人は彼を“長崎のファーブル”と呼ぶ。
県民の森は長崎・西海両市にまたがり、総面積約382ヘクタールと西日本有数の広さを誇る森林公園だ。角力(すもう)灘と大村湾に挟まれた温暖な気候で、敷地内には渓流が流れる。「生きた化石」と呼ばれるムカシトンボや澄んだ鳴き声のカジカガエルなどが生息するなど豊かな生態系を織りなす。
伊藤さんは仕事の合間を縫って約35年間にわたり県民の森に通い続けてきた。今や県内外で有名な昆虫博士だ。
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