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余録

会議や授業から婚活まで…

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 会議や授業から婚活までオンラインの活動が広がっている。新型コロナウイルスの感染拡大で「濃厚接触」の回避が求められ、人と人の距離感が変わりつつある。そんな中、ラジオの人気が高まっている▲英国では都市封鎖が始まった3月後半にラジオ聴取者が15~75%増え、米国ではテレワークで働く人の34%が普段より長時間ラジオを聴いているという。「危機に人はラジオに向かう」とは英ラジオ人の解説だ▲ローカル局や市民の取り組みも相次ぐ。「欧州の武漢」と呼ばれたイタリア北部コドーニョではコミュニティーFM「ラジオ・レッドゾーン」が生活情報を提供した。反体制デモが禁止されたアルジェリアではオンラインの「国際コロナ・ラジオ」の政談に人々が耳を傾ける▲コロナ禍ではタイプライターも耳目を集めた。「コロナ」という名前が原因でいじめを受けた――そう告白した豪州の少年に米俳優のトム・ハンクスさんがタイプライターを贈り話題になった▲少年はハンクスさん夫妻が感染したのを心配して手紙を寄せた。ハンクスさんはタイプライター収集家。米スミス・コロナ社製を返礼のプレゼントに選び、「コロナ(太陽の光冠)の名を持つ君に似合うはず」と返信した▲パソコンに「オフィスの主役」の座を譲って久しいタイプライター。だが、愛好家は機能美とタイプ音に魅せられる。デジタル時代の非常事態だ。人々がラジオやタイプライターに引かれるのは、その手作り感とぬくもりゆえかもしれない。

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