竹内洋岳 シェルパシチュー 8000メートル峰14座登頂、格別の味

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
シェルパシチューを食べる竹内洋岳=2020年5月7日午前11時58分、ハニーコミュニケーションズ提供
シェルパシチューを食べる竹内洋岳=2020年5月7日午前11時58分、ハニーコミュニケーションズ提供

 ネパールのシェルパたちにとってシチューは非常に一般的な料理で、すいとんに近いです。肉は、ヤク(牛の仲間)や、水牛を使うことが多く、乾燥させて保管した肉を使うので風味も出ます。ヒマラヤ遠征の時は必ず食べますね。

 自宅で作る場合は、わざわざ食材を買いそろえず、あり合わせでいいと思います。今回は現地でも宗教を問わず食べられ、最もポピュラーな鶏肉を使いましたが、牛でも豚でもOK。ニンニクと野菜、肉を鍋で炒めてから水を張り、煮立ったら小麦粉を練った団子を入れます。味付けは塩コショウをベースに、カレー粉を加えれば現地風に。団子が少し溶けてスープにとろみが出れば完成ですね。とにかく材料を無駄にしないことが大事です。

 2012年5月、ダウラギリ(8167メートル)から下山した後のシェルパシチューは格別でした。疲労で行動が遅れ、途中のビバーク(緊急露営)も含め、ベースキャンプ(約5000メートル)に戻るまで36時間もかかりました。戻ったのは夜8時ごろ。コックたちはケーキを焼き、たくさんの日本料理を用意して8000メートル峰14座登頂をお祝いしてくれたのですが、疲労困憊(こんぱい)であまり食べられませんでした。

この記事は有料記事です。

残り451文字(全文955文字)

あわせて読みたい

注目の特集