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トヨタ8割減益の衝撃 自動車業界に迫る「競争格差」 コロナ危機、打撃大きく

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 自動車業界をけん引するトヨタ自動車の2021年3月期営業利益は、前期と比べ約8割減る見通しとなった。新型コロナウイルスの影響で、他の自動車メーカーへの打撃もさらに大きくなりそうだ。

「年末から前年並みに」

 「人類に乗り越えられない危機はない。コロナ危機を乗り越えていくために、お役に立てることは何でもする覚悟だ」。トヨタの豊田章男社長は12日の決算記者会見で決意を述べた。

 トヨタは08年のリーマン・ショックを受け、09年3月期にグループの総販売台数が約110万台減り、円高の影響も重なって71年ぶりに営業赤字に転落した。その後も米国に端を発した大規模リコール問題や東日本大震災などに見舞われたが、徹底した効率化を目指す「トヨタ生産方式」を進め、16年3月期の営業利益は2兆8539億円と過去最高を記録した。豊田社長は「数多くの危機に直面し、乗り越えていく中で、トヨタの企業体質は少しずつ強くなってきた」と強調した。

 21年3月期は、世界販売でリーマン・ショック時を超える155万7000台の減少を見込むが、5000億円の黒字を確保して危機を乗り越えたい考えだ。豊田社長は「達成できれば企業体質を強化してきた成果と言えるのではないか」と述べた。今後についてトヨタの近健太執行役員は「先々を見通すことは非常に難しく、地域や国で状況は異なるが、販売は4月を底に徐々に回復して、年末から来年にかけて前年並みに戻ることを前提としている」と説明する。

頼みの海外市場も不透明

 頼みとする海外市場も先行きは不透明だ。トヨタは11日から米…

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