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抗体検査キット注文殺到 院内感染対策や負担軽減で導入 新型コロナ

深川立川病院が使用する検査キット。キットの「S」の部分に血液と試薬を垂らし、「T」の部分に赤い線が出ると陽性判定となる=同病院提供

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ウイルスの抗体から感染の有無を判別する抗体検査キットの注文が医療機関から殺到している。PCR検査の代わりに判断材料の一つとして導入する病院もある。精度を懸念する声もあるが、院内感染の防止や医療従事者の負担軽減につながるメリットがあるようだ。

 抗体検査は、ウイルスから体を守るために作られる抗体が血液中にあるか調べて感染を判別する。PCR検査が4~6時間かかるのに対し、血液を検査キットに垂らして約15分で結果が分かる。PCR検査のように鼻やのどから検体を採取する必要はなく、2次感染リスクも少ないとされる。

 繊維メーカー「クラボウ」(大阪市)は3月中旬、医療・研究機関向けに中国製の抗体検査キットの販売を始めた。値段は1キット2万5000円。10人分の検査が可能で、1日1000キットを供給できる体制をとる。ただ、医療機関からの注文が殺到して発送まで2週間待ちの状態だ。

 「工場を再開する前に、従業員に使いたい」などと一般企業からの問い合わせも相次ぐが、医療機関限定のため断っているという。

 同社は「PCR検査が追いつかない中で、医療機関の負担軽減を目的に販売を始めた」と強調する。

 独自にキットを開発している企業もある。

 試薬メーカーの関東化学(東京都)は横浜市立大と共同で医療・研究機関向けの抗体検査…

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