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佐野章二さん(78)=堺市
ホームレスが路上販売の収入の約半分を手にできる支援雑誌「ビッグイシュー日本」の創刊者の一人。コロナ禍で売り上げが激減するも、4月上旬から3カ月の特別定期購読を呼びかけて申込数は7000部を超えた。「コロナの影響がいつまで続くか分からないが、誠実に対応していくだけ」と意気込む。
ビッグイシューの創刊を思い立ったのは60歳になってからだ。「解決困難と言われるホームレス問題に取り組みたい」と思っていた時、イギリスで1991年から発行されている本家の雑誌を知った。「与える支援」ではなく、ホームレスを仕事のパートナーと位置づけて、経済的利潤も生むビジネスモデルに共感した。
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