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特派員の提言 公衆衛生が行き届かぬロシア 強権だけでは封じられず

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3月初旬、地下鉄の駅でマスクを着けている人は見かけなかった=モスクワで、大前仁撮影
3月初旬、地下鉄の駅でマスクを着けている人は見かけなかった=モスクワで、大前仁撮影

大前仁 前モスクワ支局長

 3月半ば、ロシアで新型コロナウイルスの感染者は100人に達していなかった。だが、南欧から帰国した人の中に感染者がいたことが分かると、政府の対応は速かった。16日の夜9時過ぎ、突然発表があった。「18日から5月1日まで外国人の入国を禁じる」

 この時、モスクワで私が夕食を共にしていた日本人の知人は青ざめた。家族が18日に成田経由で現地に着く予定だったからだ。「このままでは入国できない」。日本は午前3時過ぎだったが、知人は家族に電話をかけ、出発を1日前倒しさせ事なきを得た。

 私は翌日、異動で帰国した。その後もロシア政府は感染封じ込めの手を緩めていないようだ。3月末には働きに出ることを原則禁じた。報道によると、モスクワでは防犯などのために多数設置されている顔認証式カメラが、隔離対象となった住民らを監視するのに使われている。

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