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大岡信と戦後日本

/24 歌仙の現場 真剣な「遊び」と共感能力

岡野弘彦さん

 歌仙、連句といっても、経験したことのない者にはピンとこない。五七五と七七の句を交互に詠んでいく現場とは、どんな様子のものなのだろうか。

 だいぶ近年になるが、2006年7月の歌仙「茄子漬(なすづけ)の巻」に参加した歌人の小島ゆかりさんに聞いた。歌仙は全36句からなる連句のこと。他の連衆(れんじゅう)は大岡信、作家の丸谷才一、歌人の岡野弘彦さんで、当時の年齢はそれぞれ75歳、80歳、82歳。対する小島さんは49歳と飛び抜けて若い。

 「初めは緊張したが、3人が驚くほどくつろいでいて、年の差を超えて自然に入っていけた」と話す。大岡と丸谷はさまざまな人々と連句を巻いたが、特に1990年からは岡野さんを加えた3人でメンバーを固定し、長く続けた。活字となった彼らの歌仙約20巻の中で、唯一ゲストに迎えられたのが小島さんだ。

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