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発言

「被服支廠」保存・活用へ議論を=福井康人 広島市立大広島平和研究所元准教授

福井康人氏=小山美砂撮影

 この夏に被爆75年を迎える広島だが、米軍が原子爆弾を投下した1945年8月6日当時の面影をとどめる建物はそう多くない。爆心地の5キロ圏内に現存する建造物のうち、広島市が「被爆建物」と認定したのは86件。平和記念公園内にある原爆ドームやレストハウスは観光客にとってもなじみ深い。一方で軍服や軍靴を製造した軍需工場「旧陸軍被服支廠(ししょう)」は最大級の被爆建物とされながら、爆心地から南東に2・7キロ離れた住宅街の立地も相まって、保存・活用に向けた機運が高まることはあまりなかった。

 この被服支廠は、私が非常勤講師を務めた広島県立大への道中に建つ。13年築のコンクリート造り・レンガ張りの建物で、現存する倉庫4棟は1棟の長辺が94メートル、高さ17メートルの威容を誇る。4棟のうち3棟は県、残り1棟は国が所有する。

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