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記者の目

性暴力問題に向き合って 声上げない人に思いを=菅野蘭(鹿児島支局)

鹿児島市で開かれたフラワーデモ。集まった人が刑法改正に向け思いを記した=JR鹿児島中央駅前で3月8日、菅野蘭撮影

 性暴力の告発や抗議として広がった「#MeToo」や「フラワーデモ」を通じて性被害への関心が高まっている。多くの「サバイバー(性暴力被害者)」が経験を語るようになり、被害が可視化されて社会を動かしつつある。一方で「声を上げない人」の存在は見えにくく、消えない心の痛みと独りで向き合っている人が今も数多くいる。被害回復のあり方は人それぞれだ。勇気を振り絞って声を上げなくても支援が寄せられるように、社会全体の意識改革が求められている。

 性暴力には「嫌なら必死で抵抗するはずだ」という誤解に基づいた「強姦(ごうかん)神話」や、「被害に遭う方にも落ち度があった」と被害者を責める「2次被害」がつきまとう。私も性暴力で心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負った一人だ。他人に言われた「あなたも悪かった」という言葉が「落ち度のない『正しい被害者』ではないから被害を訴える資格がない」と思い込ませ、9年たった今も心にすり込まれた「恥と自己嫌悪」…

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