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芸術は「経済支える重要産業」 ドイツとフランスでアーティスト支援が本格化

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外出禁止措置のため撮影が中断された映画のセットを眺める人たち=パリで2020年4月26日午後3時22分、久野華代撮影
外出禁止措置のため撮影が中断された映画のセットを眺める人たち=パリで2020年4月26日午後3時22分、久野華代撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の制限が続くなか、フランス、ドイツ両国政府が、芸術、文化関連産業への経済支援を本格化させている。背景には芸術が社会に不可欠との共通認識のほか、芸術、文化が経済を支える重要産業となっている事情がある。

 5月2日付仏紙ルモンドに掲載されたオピニオン記事には、カトリーヌ・ドヌーブさんやリュック・ベッソンさんらフランスの映画・演劇・音楽分野の著名人200人以上が名を連ね、芸術家への国の支援拡充を訴えた。

 マクロン大統領は3月16日に外出禁止を宣言すると中小を含む企業への支援に迅速に動いたものの、当初は芸術家の生計確保には言及していなかった。

 マクロン氏は著名人らからの強い要望に押される形で5月6日、芸術家支援策を慌てて公表。失業中の芸術家の生計を一定程度補償する既存の支援制度の給付条件の緩和▽自治体などから30歳未満のアーティストへの業務発注▽小規模フェスティバルへの助成▽撮影が中断されたドラマや映画の支援基金設立――などを盛り込んだ。

 フランスでは130万人が芸術分野に従事する。仏政府の2013年の統計では、芸術・文化産業が生み出す付加価値は570億ユーロ(約6兆6000億円)で、自動車産業の80億ユーロの約7倍に上る。このため芸術家支援策は産業、雇用政策の側面が強い。

 一方、ドイツ連邦政府は3月23…

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