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玉野競輪GW売り上げは見込みの4倍 無観客でネット投票集中、市も驚き

無観客で開催されている玉野競輪のレース=岡山県玉野市築港5で2020年5月13日午後5時23分、益川量平撮影

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 新型コロナウイルス感染拡大を受けて3月から無観客開催を続けている玉野競輪(岡山県玉野市)の5月5~7日の売り上げが、当初見込みの4倍となる16億円に上った。全国の多くの競輪場が休止する中での開催でインターネット投票が集中したためで、施行権を持つ玉野市の担当者は「外出自粛でファンの『おうち時間』が増えたことが大きいのではないか」と思わぬ増収に驚いている。

 新型コロナウイルスの影響が出始めた2月27日以降、競輪を統括する公益財団法人JKA(東京都)などの方針で国内のレースはすべて無観客開催となり、売り上げは電話とネット投票に限定されている。

無観客開催を続けている玉野競輪場=岡山県玉野市築港5で2020年5月13日午後4時57分、益川量平撮影

 その余波は大きく、玉野競輪では50億円を見込んだ3月の売り上げが19億円にまで落ち込んだ。出場予定の選手が濃厚接触者となり、4月2~4日のレースが中止になるトラブルもあった。それでも、玉野市は▽濃厚接触者とされた選手がPCR検査(遺伝子検査)で陰性だった▽市内で感染が拡大していない▽休止した場合の経済的な影響が大きい――などを勘案し、以後も無観客開催を続けてきた。

 JKAによると、4月7日に緊急事態宣言が発令されてから、5月8日までに全国43カ所の競輪場のうち30カ所でレースが中止になった。結果、全国のファンの関心は開催を継続する数少ない会場に向くようになり、玉野競輪では四つのサテライト(場外車券売り場)を閉鎖しているにもかかわらず、4月の売り上げが当初見込みの約1・5倍になった。

 さらに、5月5~7日は六つに分かれたレースのグレードが一番下のFⅡクラスだったにもかかわらず、ゴールデンウイーク中の「おうち時間」の娯楽を求める人が増加したことに加え、5、6日は全国唯一の開催となったこともあって投票が集中。売り上げは過去の実績などから算出した見込み額の4倍に膨らんだ。

 ただ、売り上げが伸びても、ファンがスタンドに戻ってきておらず、手放しでは喜べない。市の担当者は、「開催を継続する以上は3密(密閉・密集・密接)を防ぐなど対策を徹底しなければならない。早く収束して生の迫力のあるレースを見てもらいたい」と気を引き締めている。【益川量平】

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