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みのひだフォーカス

夜空に突然、輝く花火 サプライズ、集客せず全5回予定 玉には「悪疫退散」 岐阜・村瀬煙火 /岐阜

花火は金華山と岐阜城に寄り添うように打ち上がった=岐阜市長良で12日

 辺りが暗くなったばかりの午後7時半。医療関係者への感謝を込めて青く照らされた岐阜城の隣に突然、緑・紫・黄の3色花火が輝いた。村瀬煙火(岐阜市)の4代目・村瀬功さん(34)が12日、玉に「悪疫退散」と書いた花火を、事前予告なしに打ち上げた「サプライズ花火大会」だ。【横田伸治】

 村瀬さんは今月、全5回の「大会」を予定するが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため集客をしない。初回の打ち上げとなった5日(こどもの日)も、村瀬さんが東海3県の全3煙火店に協力を仰ぎ、3県5カ所で一斉に打ち上げられた。県内外の花火大会が中止となる中「学校休校中の子供たちに楽しんでもらい、煙火業界も勇気づけたい」と企画した。

 政府は14日、新型ウイルス感染拡大を受けて全国に拡大した緊急事態宣言について、岐阜を含む全国39県で解除したが、例年通りの大規模花火大会を開催するめどは立たない。花火師は例年秋から花火の製作を続け、春から夏に打ち上げのピークを迎える。「イベントの中止で収入が落ち込み、知り合いの花火師の多くが『看板を下ろすしかない』と諦めてしまっている」という。

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