花さかじいさんの「命のシバザクラ」満開 不法投棄の場が一変 山形・立谷川

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田所さんの遺志を継いだ松田さんとシバザクラ=山形県天童市で、的野暁撮影
田所さんの遺志を継いだ松田さんとシバザクラ=山形県天童市で、的野暁撮影

 ゴミが散乱していた河原にシバザクラを植え続けた花咲かじいさんの思いは、絶えることなく引き継がれている――。山形市と天童市を流れる立谷川に、一人の男性が病を抱えながら残した色鮮やかな「命のシバザクラ」は、男性が亡くなって7年を迎える今年も美しく咲き誇った。【的野暁、渡辺薫】

 山形市高瀬から山寺方面の北へ向かって大森トンネルを抜けると、左右の河原一面に赤紫やピンク、白色のシバザクラが広がる。この地はかつて洗濯機や家具などが散らばる不法投棄の場所だった。

 「トンネルを抜けたら桃源郷を実現したかった」。2013年に77歳で亡くなった田所三男さんは生前、妻晶代さん(79)によくこう思いを語っていたという。1989年、孫のために田舎の家を作ってあげたいと、立谷川近くの天童市荒谷に家を購入。自宅がある川崎市との二重生活を送っていた。

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