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調布・深大寺の今昔を動画で そば店店主らが公開 にぎわい復活の願い込め

閉鎖された深大寺の山門前の浅田修平さん(左)と貴山圭子さん。疫病神を追い払った角大師のお札や疱瘡(天然痘)除けのおまじないで赤く塗っただるまのかぶり物を持って日常が戻るのを願った=東京都調布市で、斉藤三奈子撮影

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 新型コロナウイルスの影響で休業していた東京都調布市深大寺周辺のそば店約20軒は、大型連休後に感染防止策を講じて店を開けたが、客足は戻っていない。店主の一人、浅田修平さん(73)らは、昭和30年代のこの地の懐かしい写真約15点を紹介した動画を公開した。今も昔も緑に囲まれ、魅力あふれる深大寺を再確認してもらい「一日も早く平常に戻ってほしい」と話す。

 浅田さんは1955(昭和30)年創業の「そばごちそう門前」を経営する。店にはかつて作家の松本清張(09~92年)も訪れ、都立農業高神代農場が養殖したニジマスの塩焼きを好んだという。小説「波の塔」は店がモデルになったと思われる場面もある。店には創業当時の客らが撮影した写真約50点が残っている。当時若いサラリーマンらが週末に遊びに来て、初任給で買ったカメラで撮っていったという。

 浅田さんは4月下旬、地元の町おこしグループ代表、貴山圭子さん(60)と写真を手にかいわいを回った。その模様は、テレビ会議システム「Zoom」を経由して、動画投稿サイト「YouTube」に「昭和30年代の深大寺散歩山門周辺」としてライブ配信した。

 深大寺周辺は雑木林が新緑に包まれ、近くの神代植物公園のツツジやバラが見ごろ。例年なら観光客であふれる時期だ。今年は5月末まで寺の山門は閉じ、植物公園も休園延長で静まり返る。貴山さんは「インバウンド(外国人観光客)は皆無」と肩を落とす。

 福島第1原発事故後で計画停電があった2011年も静かな春だった。あのとき浅田さんは深大寺の僧侶の朝のお勤めの姿を見て「日常生活の大切さを実感した」と語る。9年前を思いながら、感染の収束と、にぎわいの復活を願う日々だ。そばごちそう門前の営業日などはホームページや電話(042・487・1815)で確認できる。【斉藤三奈子】

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