メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

人手、物資不足「検査数増えれば大変なことに」 医師が伝えるコロナ最前線

呼吸器内科医の男性が生活している借り上げ民泊物件の室内=松戸市で2020年5月12日、奥村隆撮影

 新型コロナウイルスの感染者が115人(14日現在)に上る千葉県松戸市で、医療現場の第一線で奮闘し続けている呼吸器内科医が、毎日新聞の取材に応じた。家族への2次感染を案じ、1カ月以上も帰宅しておらず、医療用資材も乏しくなっていく中で診療を続ける日々。県内で新規に確認される患者数は減少傾向にあるが、自ら診察してきた症例から「新型コロナは無症状のうちに感染が広がる。決して油断できない」と警鐘を鳴らす。【奥村隆】

 「目の前の患者さんが新型コロナかどうか、最初は見分けがつかない。診察時は感染防止に万全を尽くしているつもりだが、防ぎようのない部分もあるのではと不安に思います」。松戸市内の医療機関に勤務する60代の男性医師は、一日の勤務を終えた夜、自身が診察してきた患者の症例を振り返りながら、心境を打ち明けた。

 ある患者は、熱が出てから3日目に受診し、体温は36度台に下がっていた。せきも息苦しさもなく、のどの痛みもないという。風邪と診断して帰宅してもらったが、発熱が続いたため再び来院。コンピューター断層撮影装置(CT)で胸部の様子を確認すると肺炎の影があった。しかし、PCR検査(遺伝子検査)の結果は陰性。医師は症状の特徴から「これはコロナだろう」と判断し、入院してもらったところ、2回目の検査で陽性と判明した。

 別の患者は、高熱とせきがあり、肺炎の影もあったが、酸素を投与する必要はなかったため、…

この記事は有料記事です。

残り1530文字(全文2130文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「百合子山は高かった」 落選の山本氏、完敗認めるも小池氏にチクリ

  2. 遺体次々発見、変わり果てた姿に 言葉を失う被害の大きさ 熊本豪雨

  3. 「人気低下、認めざるを得ない」 落選の立花氏 衆院選へ「戦略見直す」

  4. 「小池氏に手玉に取られた」自民、距離感に苦心 恐れる「次の行動」とは

  5. 東京都知事選 小池氏の再選確実「喫緊の課題はコロナ対策」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです