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コロナでマスク着用が原因? 口紅売り上げ6割減 アイメークなどより大幅に

陳列棚から商品のテスターが撤去されたドラッグストアの化粧品売り場=福岡市博多区で2020年5月12日午後2時57分、津村豊和撮影

 新型コロナウイルスの感染予防でマスクの着用が定着する中、口元を彩る口紅の売り上げが急減している。例年、春は新色も発売されて店頭は華やかになるが、外出自粛で化粧品は全体的に落ち込み、小売業者によっては口紅の4月の売上数が前年同月の6割減となったところもある。

 「新型コロナウイルスの感染防止対策で、テスター(試供品)は撤去しています」。福岡市博多区のドラッグストア「大賀薬局博多口店」の化粧品売り場で、本社経営戦略室の進藤理恵さんが説明した。通常は来店客がその場で口紅の色づきなどを確かめられるテスターを置いているが、不特定多数が使用することによる感染リスクを懸念し、政府の緊急事態宣言が出る前の4月初めに撤去した。

 大賀薬局がインバウンド(訪日外国人)需要の影響が少ない7店舗でまとめた2~4月の売上数の動向によると、ファンデーションやチーク、アイメークは前年同期比で2割程度の減少だったが、口紅などリップメークは半減。特に4月は6割超の大幅減になった。口元を覆うマスク着用が常態化する中、進藤さんは「化粧品も今は必要なものだけ買う傾向のようだ」と話す。

 総務省統計局が新型コロナウイルスの感染拡大に伴って消費支出に大きな影響があった品目をまとめた3月分の家計調査でも、口紅は前年同月比で22.2%減となっており、落ち込みが如実に表れている。

 福岡県宗像市の団体役員、小方陽子さん(47)は3月…

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