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抗体検査いよいよ本格化 感染実態に迫れるか キットに集まる期待と課題

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国内で実施された主な抗体検査
国内で実施された主な抗体検査

 過去に新型コロナウイルスに感染していたかどうかを調べる抗体検査が国内でも本格化する。感染対策の検証に生かしたり、次の流行時にどの程度の人が感染するのかを予測したりする上で役立つと期待される。しかし、検査精度には課題があり、調査結果の活用法が問われそうだ。

事前の検査でバラつく精度 つきまとう「偽陽性」

 「わが国における抗体保有状況をより正確に把握するには、多くの被験者を対象とした抗体の定量検査が必要だ。本格的な調査を開始したい」。加藤勝信厚生労働相は15日の記者会見でこう表明した。

 新型コロナの感染歴を調べる抗体検査は、地域の感染実態を把握するのに適しているほか、謎の多い新型コロナウイルス感染症の病態を明らかにして治療法の開発につなげたり、今後想定されるワクチン接種の対象を定めたりするのに必要な基礎データとなり得る。

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