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(鳥影社・1980円)
また小津の本か。正直、はじめは気が乗らなかった。しかし、読み始めてすぐにひきこまれた。
ひとつには、それまでの小津論では見過ごされてきたサイレント映画の二本、「東京の合唱(こーらす)」(1931年)と「生れてはみたけれど」(32年)を集中的に論じていること。
さらに近年の小津論にありがちな映像分析に片寄らず物語的要素を重視していること。二本の映画を実に丁…
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