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 ここ数年、中国のSF小説に世界の関心が集まっている。2010年代に入り、中国人作家の作品がアメリカの権威あるヒューゴー賞を2年連続で受賞したのがきっかけだ。その一人、劉慈欣の長編『三体』は日本でも昨年紹介され、ベストセラーとなった。

 中国SFの革新性を全世界に伝える上で大きな役割を果たしたのは、中国系アメリカ人のSF作家ケン・リュウだ。リュウが編纂(へんさん)したアンソロジーも、すでに2冊が邦訳されている(『折りたたみ北京』『月の光』)。ここで紹介されている数多い作家のなかで、最も注目すべきは陳楸帆(チェンチウファン)である。

 陳は1981年、経済特区の広東省汕頭市生まれ。作家や脚本家として活躍する傍ら、大手検索エンジン「百度(バイドゥ)」でも働く。急速な経済発展とグローバル化の傍ら、格差などの矛盾も進む中国社会の現実を反映した設定と、繊細でリリカルな文章が特徴だ。

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