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札幌の精神疾患の訪問看護事務所にマスク配られず 「高齢者優先」に不満の声

マスク=ゲッティ(写真はイメージです)

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 新型コロナウイルス感染拡大への対策として国が医療機関や介護施設などにマスクを配布する中、札幌市内では、精神疾患患者の訪問看護の事業所にマスクが配布されない事態が生じている。訪問介護などの施設には配られており、事業者からは不満の声が上がる。

 厚生労働省や同市によると、配布先は主に医療機関と介護施設に大別される。医療機関には、道が医師会などと協議し、感染者数やマスクの備蓄量などを基に配布先を決定。感染症指定医療機関などの医療従事者を最優先とする。

 また、介護施設には、国と自治体が介護報酬の状況などを基にリストを作成。「介護保険」が適用される利用者を抱える訪問看護事業所などに配布している。

 しかし、「医療保険」が適用される精神疾患患者をケアする訪問看護事業所は対象外。医療機関としては対象だが、大規模な病院などに比べ優先順位が低いようだ。厚労省や市の担当者は「マスクには限りがあり、高齢者を優先した結果」と説明する。

 精神疾患患者の看護を専門とする同市豊平区の「訪問看護ステーションなずな」にはマスクが配られず、鈴木みどり代表は「利用者さんの健康状態にも影響が出ている」と話す。

 利用者約130人を抱える「なずな」では、看護師9人が1日4~5軒を回る。利用者のマスクが不足する中、感染を恐れ訪問を拒む利用者や、妄想やストレスから病状が悪化し、入院した人もいる。鈴木代表は「なぜ、マスクが届かないのか。行政は実情に合わせ、対応すべきだ」と訴える。【高橋由衣】

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