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新型コロナウイルス

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28歳勝武士の感染死 万策尽きた相撲協会の無力感 角界ならではの難しさも

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新型コロナウイルスに感染して亡くなった勝武士=東京都江東区の尾車部屋で2020年1月8日午前9時31分、村社拓信撮影
新型コロナウイルスに感染して亡くなった勝武士=東京都江東区の尾車部屋で2020年1月8日午前9時31分、村社拓信撮影

 新型コロナウイルスに感染していた大相撲の三段目力士・勝武士(しょうぶし)(本名・末武清孝さん、高田川部屋)が5月13日、28歳の若さで亡くなった。コロナによる死者では国内の報告例で最も若く、国内の現役スポーツ選手では初のコロナ禍の犠牲者となった。鍛え上げた肉体と強じんな精神力の持ち主である力士が、1カ月に及ぶ闘病の末に力尽きた衝撃は、角界やスポーツ界はもちろん一般社会にまで及んだ。感染症対策に苦悩する角界やスポーツ界の現状を探った。【村社拓信、黒川優】

言葉を失う親方

 「ウイルスの恐ろしさは分かっていたつもりだが、こんなにも身近な人が亡くなるなんて……」。勝武士の訃報に、ある親方は言葉を失った。

 日本相撲協会によると、勝武士は4月4日に38度を超す高熱を出し、師匠の高田川親方(元関脇・安芸乃島)らが保健所や複数の医療機関に連絡したものの、受け入れ先が見つからない状態が続いたという。当時は3月下旬に東京都台東区の病院で集団感染が発生するなど医療機関が厳しい状況にあり、発熱した4月4日は東京都で新たな感染者数が初めて100人を超えた日でもあった。

 部屋で様子を見ていた勝武士だが、4日後の8日に血痰(けったん)が出たため、救急車で東京都内の病院に搬送された。翌日さらに症状が悪化し、転院してPCR検査を受けると陽性と判定…

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