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新型コロナウイルスの脅威がいまだ収まらず、多くの人がこの事態に対処するために一丸となって取り組んでいる状況であるが、過去を振り返ると感染症による脅威は、幾度となく人々を苦しめてきた。今から約100年前にも全世界に被害を与えた「スペインかぜ」という感染症があった。これは、インフルエンザウイルスによる流行であり、全世界で約6億人の感染者が発生し、2000万人から4000万人が死亡したとされている。
日本においてもその被害は大きく、当時内務省が発行した「流行性感冒」によると、1918年から20年に3回にわたり流行が起こり、全国で約2380万人が感染し、約38万人の死者を出している。山梨県の感染状況は、3回の流行で27万7440人が感染し、5135人が亡くなっており、当時の山梨県の人口約60万人からみると約半数が感染と、その被害の甚大さを見て取ることができる。
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