- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
<活字を楽しむ>
(橋本学監修、大邑潤三、加納靖之著小さ子社、1600円(税抜き))
新型コロナウイルス感染が拡大する一方で、地震や豪雨などの自然災害も重なって発生する「複合災害」も心配になる。京都大防災研究所が先日、大規模洪水時に浸水する恐れのある「感染症指定医療機関」について発表したが、現在のような状況下では特に、災害が発生する可能性を頭の片隅にでも入れておくことは重要だろう。
本書は、京都市内やその周辺に点在する過去の災害に関連した慰霊碑などに加え、近代と現代の観測・研究施設を取り上げる。著者は実際に街を歩き回り、過去の災害について古文書や遺跡などに残る記録を読み解く。
この記事は有料記事です。
残り570文字(全文862文字)