梅棹忠夫流、知的生産術を紹介 生誕100年・みんぱくが展示企画

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 比較文明論から情報論まで幅広い領域を横断しながら、戦後の思想界に大きな存在感を示した民族学者、梅棹忠夫(1920~2010年)。初代館長を務めた国立民族学博物館(みんぱく、大阪府吹田市)には、梅棹が生前から整理していたアーカイブ資料約15万点を保管する梅棹資料室がある。生誕100年の今年、改めて「知の巨人」の思考に学ぶものとは。

 梅棹はロングセラーの著書『知的生産の技術』(69年)で、「こざね」と呼ぶカードを使った情報の蓄積法やオープンファイルによる整理術など、創造的な知を生み出すための方法を紹介した。「梅棹さんは自分の仕事を整理し、それを公開するのが研究者の社会的役割と考えた」。そう語るのは、資料室の責任者である同館の飯田卓教授だ。梅棹は知の共有のため、「自分が使った資料とそこから生まれた業績、さらには第三者の反応、そ…

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