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新型コロナウイルスの感染拡大で小中学校の休校が続く中、外国人の子どもの日本語学習を大学生がオンラインで支援する試みが、愛知県西尾市で始まった。外出が減って日本語に触れる機会を失った子どもたちに、学びの場を提供する。
企画した愛知淑徳大交流文化学部(名古屋市千種区)の小島祥美教授(教育社会学)によると、日本語の力が十分でない家庭は生活情報から遮断され、とりわけ自宅にこもって孤立しがちだ。社会とのつながりを感じてもらうことも目的に、小島ゼミの学生や卒業生にボランティアを呼びかけたところ、約30人が応じた。
対象は西尾市内の日本語教室「KIBOU(きぼう)」と、来日直後の小中学生向けに同市の小学校で開かれる初期指導教室「カラフル」の子どもたち。各家庭に声をかけると、ブラジルやベトナム、中国、フィリピンなどの50人以上が参加を希望。パソコン上の会議への接続方法を保護者に説明するなど準備を進め、7日にスタートした。
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