メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「出たくても出られず、国に帰りたくても帰れない」3密の長期収容外国人が悲鳴

入管施設に収容されている外国人から電話で現状を聞き取る弁護士ら=東京都新宿区で2020年5月17日午前10時34分、和田浩明撮影

 新型コロナウイルス感染が続く中、入管当局に長期収容されている外国人から収容先施設の現状や懸念を聞くホットラインを、支援団体などが17日に実施した。相次いで電話を寄せた被収容者らは「一つの部屋に複数人が居住する3密環境でコロナ感染が心配だ。(一時的に拘束を解く)仮放免をしてほしい」などと訴えた。【和田浩明/統合デジタル取材センター】

 ホットラインは当事者や支援者らでつくる団体「仮放免者の会」と外国人長期収容問題に詳しい指宿昭一弁護士らが実施した。午前9時半から約2時間半の間に、全国各地の入管施設に収容されているアジアやアフリカ、中東、中南米の13カ国の29人(20~50代)から声が寄せられた。ホットラインについては、支援者らが電話などで事前に周知した。

 長崎県大村市の大村入国管理センターに収容中で、合計収容期間は1年9カ月に及ぶという20代のベトナム人男性によると、居住している区画には3人が入れる部屋が5カ所あり、一部は複数人が収容されている。男性は「発熱者が入ってきて、数日間別の部屋に隔離され、戻されたこともある」などと話した。

この記事は有料記事です。

残り1576文字(全文2048文字)

和田浩明

1991年4月入社。英文毎日編集部、サイバー編集部、外信部、大阪社会部を経て2003年10月から08年3月までワシントン特派員。無差別発砲事件、インド洋大津波、イラク駐留米軍や大統領選挙を取材。09年4月からはカイロに勤務し、11年1月に始まった中東の民主化要求運動「アラブの春」をチュニジア、エジプト、リビア、シリア、イエメンで目撃した。東京での中東、米州担当デスク、2度目のワシントン特派員などを経て2019年5月から統合デジタル取材センター。日本社会と外国人住民やLGBTなどの今後に関心がある。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「人としてあるまじきこと」 不倫報道の埼玉県議が議員辞職

  2. 大阪のタワマン29階から男性転落死 警視庁が詐欺容疑で家宅捜索中

  3. 10万円を2196人に二重給付 大阪・寝屋川市、計2.1億円返還求める

  4. 大村知事「東京、大阪は医療崩壊」 吉村知事「根拠が不明」 会見、ツイートで応酬

  5. 北九州で新たに21人感染確認 23日連続ゼロから一転、6日連続で感染者 「第2波」に危機感

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです