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新型コロナが招いた都市VS地方 対立は解けるのか 県境の「壁」と分断

山形新幹線の改札口で、東京方面から到着する乗客の体温を測るためサーモグラフィー(手前)を設置し、モニターを見つめる県職員ら(右奥)=山形市のJR山形駅で2020年4月25日、和田大典撮影

 新型コロナウイルスの拡大で、都道府県間の「分断」が浮き彫りになっている。21日に近畿3府県での緊急事態宣言が解除され、解除地域は42府県に増える見通しだが、首都圏と北海道は宣言区域に残される。政府は解除地域にも引き続き、県境をまたいだ「不要不急の移動」の自粛を求める中、都市と地方の交流への試練が続く。【竹地広憲、遠藤修平】

 5月の大型連休中、東京都内在住の自営業の50代男性は有料道路「伊豆スカイライン」をバイクでツーリングしていた。神奈川県から静岡県に入った直後にある熱海峠料金所で通行料金を支払った直後だった。「県境をまたいで移動しようとされている方へのお願いです‼」。係員が無言で差し出したチラシには、Uターンを促す文言が並んでいた。男性は後ろめたさを感じながらも一人旅を続けたが、改めてコロナ禍が生んだ県境の「壁」を意識した。

 4月7日に改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が7都府県で出され、16日に全国に拡大されると、それまで自然に交流していた県境の「分断」が表面化した。

 全国知事会長を務める徳島県の飯泉嘉門知事は4月21日、県内施設などで県外ナンバーの駐車数や流入数を調べる「車両調査」を行うと発表した。県民から「大阪や兵庫のナンバーの車がたくさん来る」と問い合わせが相次ぎ、不安に応えるためだった。

 ところが、発表後、県外ナンバーの車に対するあお…

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