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労働力不足から外国人受け入れを広げる日本。ですが、その子どもたちの権利は十分に守られていません。解決の糸口は。

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「この子らに苦労させない」 いじめ、教師の無理解で進学諦めた日系3世の誓い

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3人の子どもの成長に合わせ「宿題を手伝ったりしながら、私も勉強し直したい」と話すアンドレアさん=栃木県小山市で2019年12月16日午後0時27分、奥山はるな撮影
3人の子どもの成長に合わせ「宿題を手伝ったりしながら、私も勉強し直したい」と話すアンドレアさん=栃木県小山市で2019年12月16日午後0時27分、奥山はるな撮影

 「どうして太陽は他の星より大きいの?」。5歳の長男に聞かれ、言葉に詰まった。ブラジル出身の日系3世、アンドレアさん(28)は、中学時代から学校に通わず、町工場で働いた。景気悪化で「派遣切り」に遭い、苦労して探した再雇用の職も「中卒扱い」で限られた。「もっと勉強できる環境だったら……」。あどけない質問を投げかける我が子を前に、彼女は過去を悔やむ。

 日本で働くことを決めた両親と一緒に、7歳で栃木県小山市に来日。11歳で両親が離婚し、母と兄の3人で暮らすようになった。残業が続く母と兄。転入した小学校では日本語の授業が理解できず、ノートを取るのに精いっぱいだった。学校生活に気を配る余裕は母にはなく、学期末に持ち帰る通知表も見てもらった記憶がない。

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