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Shall・we・バレエ?

記憶の中のベルタたち=斉藤希史子

緊急事態宣言が発令される直前、「ジゼル」のリハーサルに臨む田北志のぶ

 ロマンチックバレエの金字塔「ジゼル」。恋人に裏切られた村娘ジゼルが狂乱のうちに息絶える――。全バレエ少女の紅涙を絞る作品だが、筆者はいつからか、その母ベルタに感情移入するようになってしまった。

 体の弱い一人娘を女手一つで育てるしっかり者。だが娘は、ふらりと現れた怪しい若者にのぼせ上がってしまう。案の定、彼は高貴な身の上で、結婚の誓いも真っ赤な偽り。嘆きのあまり正気を失っていく我が子を見守る心中は、いかばかりだったか。ついにジゼルの命が尽きる場面。ゴルゴダの丘の聖母のごとく亡きがらにすがる演者もいれば、悲しみを怒りに転化し若者を突き飛ばすベルタもいる。キエフ・バレエ出身の田北志のぶによれば「日本女性が演じると、大抵は優しいお母さんになる」とか。スラブの母…

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