メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

たたなづく

「映画」愛の「想い」=河瀬直美

 本来なら、5月はカンヌ国際映画祭が開催される季節だ。今年はコロナ禍の影響で、世界の名だたる映画祭が開催中止や延期を余儀なくされている。27歳でカンヌの新人監督賞をいただいてから、ほぼ全作品の国際的な発表の場をカンヌで行っている私にとって、新作発表の場が奪われてしまったことは、とても残念でならない。もちろん、カンヌに作品を気に入ってもらえないと上映はできないのであるが、新作「朝が来る」には、それなりの思い入れと手応えを感じていた。

 原作は辻村深月さんの小説で、日本ではテレビドラマ化もされた作品であるが、私が原作者の辻村さんとこの作品のお話をさせていただいたのは、もう4年も前のことになる。この間、私は劇映画を2作品制作し、すでに公開にもなった。つまり「朝が来る」は私の中で熟すだけ熟した果実を丁寧にお皿に並べ、あとは皆さんに食していただくのみとなった矢先のことである。

この記事は有料記事です。

残り1249文字(全文1636文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 中古車販売好調 地方移住も追い風 「密」避けた交通手段 長野

  2. ジスカールデスタン元仏大統領死去 94歳 新型コロナで サミット発足に注力

  3. 追い込まれたトランプ大統領 選挙不正訴え大演説 自身のFBに掲載

  4. 福岡市中心部の天神にサル出没 警察官や見物客らで一時騒然

  5. ドコモ新料金プラン、20ギガバイトで月2980円 5分以内の国内通話も無料

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです