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たたなづく

「映画」愛の「想い」=河瀬直美

 本来なら、5月はカンヌ国際映画祭が開催される季節だ。今年はコロナ禍の影響で、世界の名だたる映画祭が開催中止や延期を余儀なくされている。27歳でカンヌの新人監督賞をいただいてから、ほぼ全作品の国際的な発表の場をカンヌで行っている私にとって、新作発表の場が奪われてしまったことは、とても残念でならない。もちろん、カンヌに作品を気に入ってもらえないと上映はできないのであるが、新作「朝が来る」には、それなりの思い入れと手応えを感じていた。

 原作は辻村深月さんの小説で、日本ではテレビドラマ化もされた作品であるが、私が原作者の辻村さんとこの作品のお話をさせていただいたのは、もう4年も前のことになる。この間、私は劇映画を2作品制作し、すでに公開にもなった。つまり「朝が来る」は私の中で熟すだけ熟した果実を丁寧にお皿に並べ、あとは皆さんに食していただくのみとなった矢先のことである。

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