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短歌月評

問いの無限と鏡=加藤英彦

 寺山修司は二匹の亀を飼っていて一匹の名は質問、もう一匹は答といった。友人に答より質問のほうが大きいのはなぜかと聞かれて、質問は答をかくまっているから大きく見えるだけだと答えたという。これはフランスの作家レイモン・ルッセルについて書かれたエッセイの冒頭だが、私には問いの太らせ方や育てかたという点で、ルッセルに関する記述よりこのエピソードのほうが興味深かった。

 「短歌研究」五月号の特集は「問いと、答え」である。随分間口の広い特集名だなと思って読み始めたらこれが読みやめられない。実に面白いのだ。一冊全てが短歌とエッセイというのも異例だが、二八〇人が筆をとっている。壮観という他ない。

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