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仕事奪った「リーマン」、大震災 コロナ、住まいまでも

この10年余で3度も仕事をなくした40代の男性は、埼玉県営住宅に身を寄せた。入居したばかりの部屋に荷物はほとんどない=埼玉県内で2020年5月8日午後5時46分、南茂芽育撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大は、雇用が不安定な人たちの仕事や収入を直撃し、住まいまで奪っている。リーマン・ショック、東日本大震災、そして新型コロナと、10年余で3度も仕事をなくし、ついにはアパートを追われた人もいる。行政の支援にたどり着けた人は、低額で入れる公営住宅などでつかの間の居場所を得た。

 5月上旬。カーテンの掛かっていない窓から、日差しが差し込む埼玉県営住宅の一室に、40代の男性が入居した。3DKに持ち込んだのは布団、ラジオ、電気ポットとわずかな着替え。「半年だけでも、入居できて本当に良かった」。少しほっとしている。

 これで不景気の波を受けるのは3度目。正社員のエンジニアだった自動車部品メーカーではリーマン・ショック(2008年)で、次の勤務先は東日本大震災(11年)による業績悪化で、いずれも退職に追い込まれた。30代後半の就職活動は厳しく、日雇いの派遣労働者として食品の梱包(こんぽう)作業や事務所の引っ越しなどで食いつないでいた。

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