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コロナ禍で暮らすドイツ

病床確保で防いだ「医療崩壊」 旧共産圏育ちの首相が悩んだ「移動制限」

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3月18日、移動制限などコロナ対策について語るメルケル首相のテレビ演説に見入る人々=ドイツ西部オーバーハウゼンで、AP
3月18日、移動制限などコロナ対策について語るメルケル首相のテレビ演説に見入る人々=ドイツ西部オーバーハウゼンで、AP

 「(新型コロナウイルスの)陽性反応者と接触しましたか。最近高熱が出ましたか」。ベルリンのシャリテ大学病院。マスク姿の女性医師が患者に質問し、診察が始まった。「目を閉じて両手を前に上げて。次は目を開けて、私の指先を目で追って」

 患者はベルリンに住む記者の父(68)だ。1月に患った脳梗塞(こうそく)の関連とみられる視覚異常があり、4月21日夜に救急搬送された。採血やCTスキャン検査でも原因の特定には至らず、3泊の入院。結局、脳梗塞ではなく目の異常と診断された。そこから糖尿病であることも判明。コロナ感染が拡大した4月の時期に、丁寧な診察を受けられたことに安堵(あんど)した。

 ドイツでは現在、「医療崩壊」は起きていない。だが3月に内務省がまとめた内部文書では、衝撃的な予測が報告されていた。医…

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