メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

明日へ・ 新型コロナ

発熱患者を拒まない町医者 感染対策徹底「早く病気から解放してあげたい」

[PR]

診察を終え、防護服やフェースシールドを着けたまま、励ましの手紙に目を細める「あゆみクリニック」の藤川万規子院長=埼玉県春日部市で2020年4月25日、宮間俊樹撮影

 「発熱患者を拒むことはできない。その時の流行の病を診て、早く病気から解放してあげたい、というのが医者としての私の考えだから」。埼玉県春日部市の住宅街にある「あゆみクリニック」の藤川万規子院長(59)。新型コロナウイルスの感染が広がる中、発熱外来を設置。診察時間や動線を分け、PCR検査の検体は屋外テントで採取するなど感染対策を徹底して発熱患者の診察も続ける。

 「町医者として患者さんに接することが夢だった」。感染拡大前は、親しみを感じてもらえるようエプロン姿で診療した。今は「近い距離でも安心し合えるように」とフェースシールドや防護服を着用。一見すると物々しいが、表情は柔らかい。「優しくて大好き」。患者からの信頼も厚い。

 医療用ガウンやマスクなど防護具が国内各地で不足するが、11年前の新型インフルエンザ対応を教訓に備蓄を多くした同院は、スタッフ全員が防護服を着用。所狭しと動き回り、すれ違いざまに出っ張るフェースシールドがずれることも。長期戦を見込み防護服を洗濯。高機能マスク「N95」は滅菌処理し再利用する。

 途切れなく訪れた患者の診察を終え、マスクなど支援物資と共に届いた励ましの手紙に目を通す。「うれしいです」。目の前の患者と向き合う町医者の顔から、いつもの笑みがあふれた。【宮間俊樹】

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 新型コロナ コロナ鎮めて! 群馬・「妖怪」だるま

  2. 法務省「黒川氏の退職、捜査に支障ない」 定年で「重大な障害」だったのでは?

  3. 都知事選に出るワケ 熊本知事から「タイムリミット」示された副知事の決断

  4. 具志堅会長のジム閉鎖へ 「情熱持って指導するには難しい年齢になった」

  5. 「民度が違う」発言で麻生氏がさらした決定的な事実誤認とは

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです