「声が届いた」「安心できぬ」 検察庁法改正案見送りでネット反応さまざま
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検事総長や検事長らの定年延長を可能にする検察庁法改正案について、今国会での成立が見送られることになった。政府・与党による方針転換には、インターネット上で異例の規模に拡大した国民の抗議の声が強く影響したとみられる。「政治を動かすことができた」などの手応えとともに、廃案に向けて「声を上げ続けよう」との声も多く集まった。【塩田彩、山内真弓、野村房代】
「民主主義は選挙だけじゃない」
検察庁法改正案の成立見送りが伝わると、ツイッター上で抗議を続けてきた人たちからは「声が届いた」などと評価する声が相次いだ。「これを機に、国民はちゃんと監視を続けよう。民主主義は選挙だけじゃない」「勇気を出して声を上げることで政治を変えることができる」といった意見もあった。一方、「廃案になるまでは安心できない」「声を上げ続けよう」と呼びかけるツイートも。作曲家の大友良英さんは「#与野党こえて検察庁法改正を止めよう」のハッシュタグと共に、「今回仮に見送りになったとしても、まだまったく安心できないと思ってます」と投稿した。
一連の抗議拡大のきっかけは、ツイッター上での1人のつぶやきだった。ハッシュタグ「#検察庁法改正案に抗議します」を最初に投稿したとされる東京都内の30代の女性会社員「笛美」さんは、「声を上げたことは無駄じゃなかった。1人では何もできなかったけれど、多くの人が一緒に声を上げてくれたことで政治を動かすことができた。すごくうれしいです」と喜んだ。今回の投稿以外にも、ツイッター上でつながった人たちとともに、国会議員の事務所に電話やメールで意見を伝え続けたという。一方で「廃案になったわけではないので安心できない。これからも政治の動きをきちんと見ていきたいけれど、特定の人が頑張るだけでは疲弊してしまう。多くの人が政治に関心を持ち、民意を届けることが日常になってほしい」と話した。
ツイッターのうねりが原点 「初めてでは」
「ネット世論」と政府の方針転換について、業界関係者はどう見るのか。メディアプロデューサーの疋田万理さんは「政府はツイッター上の盛り上がりなどを見て、危機感を持ったのだろう。世論が反映されたことは前向きに捉えており、『声が通って良かったな』という感じ」と評価。一方で、「これまで同性婚訴訟や夫婦別姓、反原発運動などでは、ネット上の世論が政治にあまり反映されなかった。…
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