世界初「宇宙スタジオ」開設へ ISS「きぼう」の円窓そばに地上映像モニター
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国際宇宙ステーション(ISS)に近く、世界初の「宇宙スタジオ」が開設される。ISS内に設置したディスプレーに個人から届いた映像を表示し、宇宙飛行士が青い地球と共に画面を撮影、インターネットなどで届ける仕組みだ。新型コロナウイルスの被害拡大に対する著名人の応援メッセージ配信も企画している。国境のない宇宙からの発信は、地上の人々にどう受け止められるか。
スタジオは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とデジタルエンターテインメント企業「バスキュール」(東京都)による事業で、21日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる無人補給船「こうのとり」で機材をISSに運ぶ。日本が建設したISSの実験棟「きぼう」の中に開設され、スタジオ名は「きぼう宇宙放送局」とした。
「きぼう」には丸い窓があり、地球を眺めることができる。ディスプレーはその脇に設置。地上から届く映像やメッセージを表示、宇宙飛行士がカメラマンとなってそれを撮影し、動画投稿サイト「ユーチューブ」などで配信する。宇宙飛行士が自身を撮影して登場すれば、対面型の双方向コミュニケーションもできるという。
近…
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